空家の解体で、注意したいこと①
老朽化が進んで危険な状態になった空家を、解体(取り壊し)しようと考える方も、いらっしゃると思います。
その際に注意したいことを、ご説明します。
<解体費用について>
あくまでも概算額ですが、戸建住宅1件の解体費用は、概ね200万円~300万円程が多いです。
処分費用や人件費の増加に伴って、解体費用は以前と比べて、かなり高くなってきています。
ただ、解体費用はその物件の状況によって、大きく変動します。
(1)接道状況
空家の前面道路について、幅員(道路の幅)が狭く、間口(接道の長さ)も狭い場合、解体費用は高くなります。
解体工事では、大型重機を使用することが一般的ですが、幅員・間口が狭い場合、大型重機を入れることができません。
小型の重機を使用したり、手作業での解体工事となると、より手間・時間がかかるため、解体費用は高くなります。
(2)建物以外の解体
解体工事の対象は、建物だけではありません。敷地内にある塀・擁壁や、庭木・庭石等も対象となります。
よって、建物自体はあまり大きくなくても、敷地内にいろいろな対象物がある場合は、解体費用は高くなります。
上記のように、解体費用は一概に「1件につき、いくら」と固定された金額ではご提示できません。
まず、見積を取ってみましょう。