空家の解体で、注意したいこと④
前回に続きまして、解体(取り壊し)に当たって注意したいことをご説明します。
<塀はどちらの所有?>
解体工事を行う場合、建物自体だけではなく、敷地内にある塀・擁壁・庭木・庭石等も撤去することが、一般的です。
その際、特に気を付けたいことは、お隣さんとの境界線上にある塀・擁壁の所有についてです。
塀・擁壁の所有がご自身であればあまり問題は無いですが、お隣さんの所有であったり、「共有」というケースは注意が必要です。
勝手に解体してしまうと、他人のものを破壊したことになってしまいます。
塀・擁壁の所有については、境界線の内側(自分側)にあるから自分の所有、とは限りません。
実際にはお隣さんの所有で、境界線を越境して設置されている、ということかもしれません。
事前にお隣さんと確認し合うことが、必要です。